2011年07月12日 |
昭電、「耐熱透明フィルム」のパイロットプラント竣工 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は12日、独自技術で開発した耐熱透明フィルム「SHORAYAL(ショウレイアル)」のパイロットプラントが大分コンビナート内に完成し、タッチパネル等のディスプレー向けにサンプル出荷を開始したと発表した。今後、本格事業化に向けてマーケティング活動を加速する。 フィルムは、メガネレンズ向け樹脂技術をベースに開発した。光学フィルムとして必要な高い透明性と耐熱性を兼ね備えており、特に耐熱性では250℃という高温プロセスでの使用が可能。また製品フィルムは、ロールとシートの両方でサンプルが提供できる。 今後はさらに実用化に向けた品質評価などの取り組みを急ぐ。同社は光学フィルム製品を育成・成長事業と位置付けており、2020年には同分野の製品群で年間200億円の売上高を目指す方針だ。 <「SHORAYAL」の主な仕様> ◇耐熱性 250℃の高温プロセスでの使用が可能。 ◇光学特性 ガラスと同等の全光線透過率92%、低複屈折。 ◇耐薬品性 優れた耐酸、耐アルカリ、耐有機溶剤性。 ◇表面特性 鉛筆硬度3H以上の高い表面硬度。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1310436471.doc |