2011年07月14日
NEDO、下水汚泥減容化・再資源化プロジェクトを中国で開始
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:NEDO

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は14日、環境・医療分野の国際研究開発・実証の委託先を月島機械に決定し、下水汚泥減容化・再資源化プロジェクトを中国で開始すると発表した。

期間は2013年度までの3年間で、委託予定額は約6億円。

中国では、都市化が進むのに連れて下水処理施設の整備が進められ、稼働中の施設は2300カ所以上にのぼり、2015年には4300カ所以上にのぼるとみられている。

しかし、大量に発生する下水汚泥の処理が大きく立ち遅れており、汚泥に含まれる有機汚染物質や病原菌、貴金属による二次汚染が発生している。

NEDOのプロジェクトは、中国広東州広州市にある蒸気供給会社から発生する余剰蒸気を脱水汚泥の乾燥熱源として利用し、得られた乾燥汚泥を蒸気供給会社の石炭ボイラーの石炭代替燃料として供給し、石炭消費量を削減する。乾燥機は、間接加温で傾斜盤式間接加熱型乾燥機を採用する。