2011年07月14日
ASEAN+3フォーラム「バイオマス利用の重要性」認識で一致
【カテゴリー】:行政/団体(新製品/新技術)
【関連企業・団体】:農林水産省

農林水産省は14日、7月12、13日の両日、幕張メッセ(千葉県)で開催された「第4回 ASEAN+3バイオマスエネルギーフォーラム」の結果を発表した。

同フォーラムは、ASEAN(東南アジア諸国連合)と3(日本、韓国、中国)諸国におけるバイオマスエネルギーの開発と利用を促進するための情報交換、技術確立の基盤づくりを目的に設置されたもので、2008年の第1回から過去3回はいずれも中国で開催していた。

同省によると、今回は行政担当者や専門家など約40人が参加した。ここでは、日本をはじめ、参加各国からバイオマス政策、バイオマスの地域での活用の取り組みについて報告が行われた。とくに、ASEAN事務局から食料安全保障とバイオ燃料の包括的戦略についての報告があった。

また、活発な議論の中で、バイオマスを地域で活用することの重要性、食料と競合しないバイオマスエネルギー利用の重要性について各国の認識が一致した。

次回の開催は、中国で開催することを決定した。