2001年02月20日
PEフィルムの昨年の輸入は前年の29.3%増
マレーシア品が急増し韓国品に迫る
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 ポリエチレンフィルム(シート、テープを含む)の昨年12月の総輸入通関数量は5,536トンとなった。前年同月の実績を21.9%上回っている。韓国品が依然として最も多く、前年同月比120.6%の1,783トンとなっている。これに続くのはマレーシア品の1,555トンである。同177.7%という伸び率の大きさが目を引く。
 この結果、同製品の昨年1年の総輸入数量は6万1,411となった。前年の実績を29.3%上回っている。最も多いのは韓国品で1万7,807トン(前年比119.3%)。以下はマレーシア品の1万6,718トン(同186.8%)、台湾品の8,490トン(同105.4%)、米国品の4,586トン(同81.2%)--などが続いている。年計でもマレーシア品の急成長振りが特に目立つ。韓国品に肉薄しており、1位の座に着くのは時間の問題と見られる。
 同じポリエチレン加工製品のレジ袋の輸入も一段と活発で、昨年の総輸入数量は25万5,283トンに達した。伸び率は14.7%と高い。両方を合わせた昨年の総輸入数量は31万6,694トンとなる。前年比は117.3%である。ちなみに昨年のわが国のポリエチレンインフレーションフィルムの総出荷数量は、LDPE製品が前年比100.4%の55万4,673トン、HDPE製品が同97.3%の24万4,002トンである。