2001年02月20日 |
日鉱石油化学、鹿島石油の芳香族営業を一本化 |
PXでは国内第2位の供給能力に |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:鹿島石油、ジャパンエナジー、日鉱石油化学 |
日鉱石油化学は、今年1月に鹿島石油のPX(パラキシレン)、MX(メタキシレン)など芳香族事業の営業を同社に一本化、シナジー効果による競争力強化を進めている。 同社の親会社であるジャパンエナジーが昨年10月に鹿島石油を子会社化、グループ製油部門の効率化を進めているが、芳香族事業については日鉱石油化学への一本化を行ったもので、効率化による競争力の強化を図るもの。 両社の芳香族事業では、とくにPXではジャパンエナジー・知多製油所の年産38万トン、鹿島石油・鹿島製油所の15万トンと国内53万トン、マレーシアのアロマティックス・マレーシアの42万トンのうち出資比率(10%)見合い引取りを加え約57万トンとなり、出光石油化学の46万トンを抜き、日石三菱の90万トンに次ぐ国内第2位の供給能力となる。 同社では、PX事業環境の厳しさが続いていることもあり、値決めにおける先決めの徹底など、事業健全化を推し進めていくとしている。 |