2011年07月20日 |
NEDO、アルツハイマー病の標準診断方法を確立 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:NEDO |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、2007年度から国際連携によりアルツハイマー病研究プロジェクト(J-ADNI)を実施しているが、20日、同プロジェクトのアミロイドPET画像診断コア・リーダーである石井賢二・東京都健康長寿医療センター研究所付属診療所長らの研究グループが、これまでの研究で得られたデータと各国のデータを解析した結果、アルツハイマー病を発症する危険因子である特定の遺伝子型と脳内でのたんぱく質の蓄積との相関関係を初めて見出すことに成功したと発表した。 今後、アルツハイマー病の早期診断に向けて、画像情報に併せ遺伝子型を考慮した診断技術、治療法の開発が重要になることが示唆された。 この成果は、フランスで開催された国際アルツハイマー病カンファレンス(ICAD2011)で報告され、超早期アルツハイマー病の画像診断・バイオマーカー・臨床指標の国際標準化に大きく寄与すると賞賛された。 |