2011年07月26日 |
10年のEPSリサイクル率88.0%で0・5ポイントアップ |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:発泡スチロール再資源化協会 |
発泡スチロール協会(JEPSA)は26日、2010年の発泡スチロール(EPS)再資源化動向を発表した。それによると、2010年のEPS国内出荷量は輸入原料1万4568トンと併せ15万600トン、前年比1.7%増で6年ぶりに前年を上回り、回収対象量は14万7700トン、同4.75%増となった。 EPSのリサイクル量は13万トンで、リサイクル率は88.0%で同0.5ポイントアップした。リサイクル率の内訳は、マ テリアルリサイクルが55.5%で同1.3ポイント減少し、サーマルリサイクルが32.5%で同1.8ポイント上昇した。マテリアルリサイクル率が前年を下回ったのは1991年の調査開始以来初めてである。 今後の見通しについて同協会の小野恵造会長(積水化成品工業社長)は「2010年のリサイクル率88%は、かなり高水準と言えるレベルであり、これ以上大幅な伸びは難しい」としながらも、「協会で目標値をまとめたわけでないが、90%の大台を超えることを、当面の目標と考えたい」と語った。 |