2011年07月26日
協和キリン、パーキンソン病治療薬の製造販売承認を申請
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:協和発酵キリン

協和発酵キリンは26日、パーキンソン病の運動合併症による運動機能低下に対する治療薬として開発中のKW-6500(アポモルヒネ塩酸塩水和物)の国内医薬品製造販売承認を厚生労働省に申請したと発表した。

KW-6500は、通常の薬物療法で十分な効果が得られない運動機能合併症に対して、症状を速やかに改善する有用な薬剤であることが国内臨床試験で確認されたことから、パーキンソン病における薬物療法の新たな選択肢になると判断、申請を行った。

同社は、英国の医薬品会社ブリタニアファーマシューティカルズ社とKW-6500に関する日本及びアジアの一部での独占的開発・販売権を取得するライセンス契約を締結している。すでに海外では米国、英国、フランス、ドイツを含む20カ国で承認を得ている。