2011年07月27日
政府、「森林・林業基本計画」の変更を閣議決定
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:農林水産省

政府は26日、農林水産省から提出された「森林・林業基本計画」の変更を閣議決定した。基本計画は、森林の有する多面的機能の発揮、林産物の供給及び利用に関する目標、森林及び林業に関し政府が総合的かつ計画的に講ずべき施策を定めたもので、平成18年9月に閣議決定した現行計画を見直した。

それによると、基本方針は(1)適切な森林施業の確保、施業集約化の推進、路網の整備、人材の育成など森林・林業再生プランの実現に向けた取り組みの推進や地球温暖化対策や生物多様性保全への対応を推進(2)大震災からの復興に向けて、海岸部の保安林の再生、住宅・公共施設の再建に必要な木材の安定供給、木質バイオマス資源の活用による環境負荷の少ない新しいまちづくりの推進―を目指すとした。

また、林産物の供給及び利用の目標については、10年後(平成32年)における総需要量を7800万立方メートルと見通し、国産材の供給量及び利用量を3900万立方メートルとした。総需要に占める国産材の割合は50%の見込みであるとした。