2011年07月27日 |
アステラス製薬、「抗不整脈剤」開発・販売権、メルク社へ譲渡 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:アステラス製薬 |
アステラス製薬は27日、米国子会社であるアステラスUS とMerck & Co., Inc.(本社:米国ニュージャージー)が、現在米国で承認申請中の注射用抗不整脈剤「バナカラント」(一般名)の北米における共同開発、独占販売などの権利を、メルク社の子会社へ譲渡する契約を2011年7月26日(米国時間)に締結したと発表した。 「バナカラント」は、アステラスUS (旧藤沢薬品)がカーディオム(本社:カナダ)と、2003年10月に共同開発・独占販売契約を締結し導入した抗不整脈薬で、その後両社で共同開発し、2008年8月に米国食品薬品局(FDA)から製造販売承認を得た。 だがアステラス製薬は、現在開発パイプラインにあるプロジェクトを評価した結果、優先順位からみて、同社がカーディオム社から許諾されている権利(北米における注射剤の開発・販売)を、バナカラントの北米以外での注射剤及び全世界での経口剤の開発・販売の権利を有しているメルク社へ譲渡したほうが得策と判断した。 契約に基づき、アステラス製薬はメルク社から契約締結に伴う一時金、申請審査の進捗及び売上達成のマイルストンに応じた対価を受け取る。 なお、これに伴うアステラス製薬の2011年度業績に与える影響は軽微としている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1311723454.pdf |