2011年07月27日
NEDO、「次世代バイオマスエネルギー利用技術」の実施体制決める
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:NEDO

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、「戦略的次世代バイオマスエネルギー利用技術開発事業(実用化技術開発)」の委託先として4件を採択し、実施体制を決めた。

バイオマスエネルギーは、コストが高いことが導入普及のネックとなっており、中長期視野に立ったエネルギー転換効率や経済性の更なる向上を目指すことで普及を図る必要がある。そこでNEDOは、バイオマスエネルギーの利用技術の分野で、事業終了後5年以内に実用化することを目標として、研究開発を共同研究事業として実施することにした。

事業期間は、平成23年度から26年度まで最大4年間。4件の採択案件の研究開発テーマと共同研究予定先は次の通り。
▽地域共同有機マス(コ・フェルメンテ―ション)よりのエネルギー最適回収方法及びエネルギー最適利用方法の確立(エネコープ)
▽生ごみや紙ごみ等の都市域廃棄物による地域エネルギー転換システム実用化の研究開発(清水建設)
▽馬鈴薯澱粉製造時に発生する廃水・廃棄物をモデル原料とする水熱可溶化技術を組み合わせたコンパクトメタン発酵システムの研究開発(竹中土木・竹中工務店)
▽石炭火力微粉炭ボイラーに混焼可能な新規バイオマス固形燃料の研究開発(日本製紙)