2011年07月28日 | |
昭電、超微粒子酸化チタンの増強完了 月産240トンに | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:昭和電工 |
|
昭和電工は28日、子会社の昭和タイタニウム(本社:富山県富山市)で進めていた超微粒子酸化チタン「スーパータイタニア」の生産設備増強工事が完了し、27日に竣工したと発表した。設備投資額は約3億円、月産能力240トンとなった。 多くの電子機器に搭載される積層セラミックコンデンサー(MLCC)の原料となるもので、同社はハイエンド向けでは世界トップシェアを有している。 最先端のプロセス制御技術を用いて生産され、粒子が15~250ナノメートルと微細で高純度なことから、MLCCの小型化、高容量化に貢献している。とくに軽量化が進む情報機器や薄型TVなどのデジタル家電に多く使用されているが、これら電子機器の需要拡大にともない、市場も急成長している。 今回の能力増強で、今後の需要増加に対する安定供給体制構築が実現したとしている。 【昭和タイタニウム株式会社の概要】 ・本社所在地 : 富山県富山市 ・代表取締役社長 : 海老沼 彰 ・資本金 : 4億6000万円 ・出資構成 : 昭和電工100% ・事業内容 :酸化チタン、アルミナなどの製造および販売 ・従業員数 : 77名 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1311819466.doc |