2011年07月29日
東レ、上海に「オートモーティブセンター」を設置
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東レ

東レは29日、成長する中国自動車市場での事業拡大を加速させるため、東麗繊維研究所(本社・中国江蘇省南通市、木下直之社長=TFRC)の上海分公司(上海市)内に、自動車関連部材の総合的なショールーム「オートモーティブセンター(中国)=AMCC」(中国名・東麗汽車中心(中国))を設置したと発表した。

AMCCの設置は、(1)中国自動車市場への拡大のため、東レグループの総合力をアピールする(2)中国現地及び中国に進出している欧米自動車メーカー・自動車部品メーカーに対しても積極的な取り組みを図る(3)近い将来には試作・評価機器を導入し、東レグループの自動車部材の中国開発拠点に拡充するーなどが目的。

ショールームの広さは約300平方メートル。当面は、東レグループの先端材料を自動車向けに搭載したスケルトンカーや繊維・樹脂・フィルムなどの自動車部品を展示する「部品展示コーナー」、「マテリアル展示コーナー」などを設け、市場開拓に生かしていく方針である。