2011年08月01日 |
宇部興産・第1四半期 増収益、カプロラクタムなど好調 |
【カテゴリー】:人事/決算 【関連企業・団体】:宇部興産 |
宇部興産が1日発表した今年度3月期第1四半期(4-6月)連結決算は、化成品・樹脂部門のカプロラクタムの価格上昇による大幅な増収増益を反映して営業利益が倍増し、大震災の影響も当初想定を大幅に下回ることから経常利益も1・7倍と好調だった。 売上高は、全体で94億円の増収だが、カプロラクタム、ナイロンの販売価格上昇が大きい化成品・樹脂部門だけで98億円の増収となった。カプロラクタムの海外市況は「今年4月の3580ドルがピークで、4-6月平均でも3400ドルであり四半期ベースで過去最高となった」(泉原雅人・取締役執行役員)となったのが業績を支えた。 大震災の影響も、「通期の営業利益ベースで、当初27億円のマイナスとみていたが、想定より小さく、半分以下になりそうだ」(泉原取締役)とみており、全体の通期業績見通しも5月に発表した当初予想を修正しなかった。 【宇部興産・第1四半期(連結)決算】単位:百万円 ( )前年同期比増減率% ◇売上高 149,405(6.7) ◇営業利益 8,730(99.8) ◇経常利益 8,346(173.5) ◇当期純利益 5,009(192.1) ◇1株当たり純利益 4.98円(1.71円) <2012年3月期・通期(連結)予想> ◇売上高 650,000(5.5) ◇営業利益 44,000(△0.8) ◇経常利益 38,000(△2.8) ◇当期純利益 20,000(15.8) ◇1株当たり純利益 19.89円 |