2011年08月02日 | |
宇部興産、「超小型衛星プロジェクト」に参画 | |
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術) 【関連企業・団体】:宇部興産 |
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宇部興産は2日、超小型衛星の開発をめざす「次世代宇宙システム技術研究組合」に参画し、航空宇宙材料事業に本格的に取り組むと発表した。 同社は先の小惑星探査衛星「はやぶさ」に、同社のポリイミド熱制御フィルムや特殊セラミックが採用されており、今後も航空宇宙市場向けにこれらの技術を積極的に活かしていくことにした。 「次世代宇宙システム技術研究組合」(本部:東京都文京区、山口耕司理事長)は、人工衛星など将来の航空宇宙市場獲得をめざして、2010年3月に設立された産学連携組織。内閣府の「最先端研究開発支援プログラム」の一つである、中須賀真一東大教授らの「日本発・超小型衛星の開発・利用パラダイム」に取り組む。 1機あたり重量が50kg 程度で、高性能・低コスト、短期で開発可能な超小型衛星システムを実現し、宇宙利用の飛躍的な拡大を図るのが狙い。今後3年間で5機の超小型衛星を打ち上げる計画だ。 宇部興産は、これまでのポリイミドフィルム、特殊セラミック材料をはじめ、現在開発中のポリイミド複合材料、発泡ポリイミドなどの先端材料技術が今後の、超小型衛星の軽量化・高機能化に活かせるとしている。 ■関連WEB サイト; 宇部興産:http://www.ube.co.jp , http://www.upilex.jp 東京大学超小型衛星戦略研究センター:http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/nsat 次世代宇宙システム技術研究組合:http://www.nestra.jp ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1312253168.pdf |