2011年08月02日 |
昭和電工、高純度アルミ箔事業を強化、中国にも拠点 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は2日、アルミ電解コンデンサーの主要材料である高純度アルミ箔の需要が好調なため、堺事業所での生産能力増強と中国拠点の新設を決めたと発表した。 現在の生産拠点である堺事業所では高純度アルミ精製能力および圧延能力を増強し、中国国内に最終加工を行う拠点を新設する。総投資額は約45億円。 堺事業所の増強は2013年末完工、中国拠点の稼動開始は2013年第2四半期の予定。 堺事業所では高純度アルミの精製能力増強と圧延工程の改造、焼鈍工程の設備追加を行う。 また中国では堺事業所から圧延後の箔(仕上箔)を仕入れ、最終製品加工までして中国国内ユーザーに供給する。 これらの設備増強により、昭電はグループ全体の高純度アルミ箔製品の供給能力を現在の月産2000トンから2013年には3000トンまで拡大する。 アルミ電解コンデンサーは、液晶テレビ、エアコン、冷蔵庫、LED照明などの家電製品からインバーター用省エネ製品、PCなどIT機器、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)向け自動車関連機器、さらに風力や太陽光などの新エネルギー分野にまで幅広い用途を持ち、市場は今後急成長が見込まれている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1312266319.doc |