2011年08月03日 |
ポリプラ・ウィンテック、PBT樹脂「高機能シリーズ」発売 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:ウィンテックポリマー、ポリプラスチックス |
ポリプラスチックス(本社・東京都港区、後藤昇社長)とウィンテックポリマー(本社・東京都港区、関田隆一社長)は3日、独自のコンパウンド技術によりPBT樹脂の高機能シリーズ「ジュラネックスLTシリーズ」と「同SFシリーズ」の2種類を開発、市場投入を開始したと発表した。 「LTシリーズ」は、従来のPBT樹脂標準グレードに比べて冷熱衝撃性が20倍以上、湿熱寿命が3倍以上、乾熱寿命が2倍以上を達成しており、自動車のセンサーやECUなどでPPS樹脂並みの長期特性を発揮できるのが特徴。 「SFシリーズ」は、従来のPBT樹脂に比べて約2倍の薄肉流動性を達成しており、液晶ポリマーに迫る超高流動を実現、薄肉軽量化や成形の合理化、エネルギー削減も期待できるのが特徴。とくに、肉厚が0.2ミリ以下の電機・デバイス部品や、薄肉化、ハイサイクル化により成形の合理化を図りたいとのニーズに対応できる。 ウィンテックポリマー社長も兼務する関田隆一・取締役専務執行役員・最高技術責任者(CTO)は、「これまで、PPS樹脂や液晶ポリマーを使用するほどの性能を求めていなかったが、他にないために使っていたユーザーも多かった。今回の高機能シリーズはそうした領域を埋めていける」と強調した。 |