2011年08月09日
NEDO、マレーシアの低炭素都市構想に協力
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:NEDO

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は8日、マレーシアの首都機能都市であるプトラジャヤと、IT・マルチメディア都市のサイバージャヤの両都市における低炭素都市/スマートコミュニティ構想実現に協力するため、日本側の実施体制を決定したと発表した。

それによると日本側の事業実施機関は、清水建設、東芝、豊田通商、日本アイ・ビーエム、日本総合研究所、日本電気、三井住友銀行、明電舎の8社グループ。

マレーシアでは、GDP当たりの二酸化炭素排出量を2005年比で2020年に40%削減させる目標を設定している。昨年12月にNEDOとスマートコミュニティ・アライアンス(JSCA)が派遣した官民ミッションの結果、両都市の低炭素都市実現に向けたアクションプランの策定を両国の協力で実施することで合意した。

日・マレーシア両国共同で実施するもので、マレーシアの都市計画策定の初期段階から参画することで両国関係のさらなる強化につなげる。スマートコミュニティ関連技術を核とした街づくりを推進する。将来のスマートコミュニティ関連技術の海外展開に向け足掛かりになると期待している。

調査事業の実施期間は、NEDOの指定する日から2012年3月16日まで。予算は約6000万円を見込んでいる。