2011年08月10日
帝人ファーマの「新規痛風薬」、アステラスとアジアでも販売提携
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:アステラス製薬、帝人ファーマ

帝人ファーマは10日、同社が創薬する新規痛風・高尿酸血症治療剤「フェブキソスタット」の販売で、アステラス製薬と東南アジア諸国、インドにおける独占販売契約を締結したと発表した。

これによりアステラス製薬は、タイ、フィリピン、インドネシア、シンガポール、マレーシア、ベトナム、インドの計7カ国で独占販売権を取得する。同社は台湾でも台湾アステラス製薬が販売承認を取得したほか、中国・香港でも販売承認取得に向けた手続きを実施中である。

「フェブキソスタット」は、帝人ファーマが世界戦略製品として大型化を期待している尿酸生成抑制剤で、国内の工場で生産。強力な尿酸生成抑制効果に加えて、腎機能低下などによって既存薬剤を服用できなかった患者にも適用できるなどといった特性を有している。

今回のアステラス製薬以外にも、すでに数社と販売契約を結び、米国・カナダ・欧州9カ国・日本・韓国の13カ国で販売展開中。今回の契約を合わせると、導出提携先は世界91の国・地域におよぶ。

帝人ファーマでは、海外導出先企業での売上を含め、全世界で年間1,000億円以上の売上を目指しており、日本発の世界戦略製品として展開していく方針だ。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1312946228.pdf