2011年08月22日
BASF、ブラジルでアクリル酸と高吸水性樹脂を生産
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:BASF

BASFは8月19日、ブラジルのバイア州カマサリでアクリル酸、ブチルアクリレート、高吸水性樹脂のワールドクラスの工場を建設すると発表した。能力は発表していないが、同社の南米でのこれまでの最大となる5億ユーロ以上を投資する。アクリル酸と高吸水性樹脂は南米で初めてのプラントとなる。

原料のプロピレンや用役はブラスケムから供給を受ける。

建設は2011年にスタートし、2014年の第4四半期に生産開始の予定。

これに加えて、同社のサンパウロ州 グアラティンゲタの同社の既存の工場で接着剤等の原料となる2-エチルーヘキシルアクリレートを生産する。原料のアクリル酸は上記のカマサリ工場から供給を受けるため、2015年の生産開始を予定している。

高吸水性樹脂については日本触媒とBASFが首位を争っている。

日本触媒は7月にインドネシアで9万トンプラントの起工式を行ったが、これが完成すると能力合計は56万トンとなる。

これに対し、BASFはベルギーと米国で合計7万トンの増設中で、これと建設中の南京のSinopecとのJVの6万トンを合わせると53万トンとなる。