2011年08月23日
浙江鴻基石化 、嘉興市でPPの生産スタート
【カテゴリー】:海外
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(上海発=特約)

浙江鴻基石化は8月17日、浙江省嘉興市の乍浦工業パークでPPの生産を開始した。

2期合計300千トンの第1期の120千トンで、2009年9月に建設を開始した。投資額は320百万人民元。
国産技術のZHG法を使用し、原料プロピレンは韓国など海外で調達する。
第2期180千トンの詳細スケデュールは明らかにされていない。

浙江鴻基石化は2009年7月に設立された。事業目的はPPとプロピレンとなっており、今回が事業のスタートとなる。
(プロピレンの製造計画は今のところなく、輸入品を一部外販する見込み。)

同社は浙江省温州市の投資家が設立したもので、オーナーは湖北省宜昌市に宜昌雙龍塑料公司を持ち、コメ袋、小麦粉袋、セメント袋などの製造販売を行っている。

浙江鴻基石化のPPは主として宜昌雙龍塑料に供給され、一部は外販される。

中国は2010年に152万トンのプロピレン、379万トンのPPを輸入した。
2011年の輸入予想は、それぞれ、150万トン、350万トンとみられる。