2011年08月23日
石化協「事故事例巡回セミナー」大分で開催
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:昭和電工、石油化学工業協会

保安・安全への関心が高まる中、石化協は今月4日、昭和電工大分コンビナート内の事務所会議室を会場に「第6回事故事例巡回セミナー」を開催した。保安技術向上のために、“失敗から学ぼう”というもので、高橋恭平会長(昭電会長)の挨拶に続いて、講師役の猿丸浩平氏(元三菱化学理事)が「海外の事故事例解析報告に学ぶ」、また藤村直孝氏(元三井化学常務理事)が「失敗から私達が学ばねばならないもの」と題して、それぞれ1時間半にわたり講演した。

この中で猿丸氏は「国内外で起こっている保安事故のほとんどは、同じ原因の繰り返しである」との点を強調し「事故の未然防止には、事故例に学び応用していくことだが大事だ」と説いた。

また藤村氏は、自身の経験から「社員一人ひとりが安全の尊さを自覚し、会社全体で安全文化を構築していくことが保安には何より大切だ」と訴えた。

会場には大分地区の関係企業10社から保安・製造担当の課長クラス89人が参加し、熱心に耳を傾けた。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1314065824.pdf