2011年08月24日
ポリプラ、液晶ポリマー「ベクトラ」超高流動低そりグレード開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:ポリプラスチックス
ベクトラ製狭ピッチコネクタ

ポリプラスチックス(本社:東京都港区、後藤昇社長)は24日、液晶ポリマー「ベクトラ」(商品名)の新しい銘柄として、超高流動低そりグレード「E477i」を開発したと発表した。

スマートフォンなどの携帯電話やタブレット型電子機器、ノートパソコンなどの最先端製品に使用されるコネクタは、ますます狭ピッチ化、軽薄短小化が進んでいる。

同社は、これらのコネクタ向けにこれまで液晶ポリマー「ベクトラ」の高流動タイプ「S475」を開発し販売してきたが、今回、さらに流動性に優れたグレード「E477i」を開発した。

「E477i」は、従来の「S475」が持つSMT対応レベルの高耐熱性を保持しつつ、超高流動性を有するという優れた特徴を持っている。

具体的には、FPCコネクターモデルの最低充填圧力比較で6割アップ、そり変形量比較で15%アップさせた。

同グレードの開発により、高流動低そりコネクタ用グレードとして、「E473i」、「S475」に続くラインナップが整ったことになる。同社は今後、この高流動性低そりグレードが電子機器などのさらなる小型・軽量化に対応できる製品として期待できるとして、積極的に市場展開していく方針だ。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1314153901.doc