2011年08月25日 |
NEDO、若手研究グラントで48件を採択 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:NEDO |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は25日、若手研究者の研究開発を支援する先導的産業技術創出事業(若手研究グラント)を公募し、「新規代謝デザインに基づく次世代バイオ燃料生産酵母の開発」など48件の研究テーマを採択したと発表した。 48件のうち45件が「課題解決研究テーマ」で、いずれも研究成果が具体的な産業技術ニーズの解決に役立ち、実用化・事業化の可能性がある目的志向型研究となっている。 助成金額は、事業期間が2年間(2011年10月1日から2013年9月30日まで)の場合は上限3000万円、4年間の場合は上限5000万円。 採択された課題解決研究のうち、主な研究テーマは次の通り。 ▽新導電性ポリマーによるリチウムイオン蓄電デバイスの高出力・大容量化技術の開発(東京都市大学) ▽革新的ナノ接合を活用した水中接着性ポリフェノール重合体の創製(北陸先端科学技術大学院大学) ▽有機薄膜太陽電池用素材の製造コスト低減と高純度化を達成する重縮合反応の開発(筑波大学) ▽遺伝子工学およびバイオプロセス工学の応用による微細化バクテリアセルロースの大量生産と微細ネットワーク構造を利用した新規表示デバイスの開発(北海道大学) ▽窒素除去・温室効果ガス発生削減に寄与する細菌群の選択培養技術をコアとする低コスト・省エネ型排水処理プロセスの構築(東京農工大学) ▽化学反応を駆動源とする超省エネ型・新規自動振動ゲルアクチュエーターを用いた外部装置フリーのマイクロ流体素子の開発(産業技術総合研究所) ▽新規代謝デザインに基づく次世代バイオ燃料(イソブタノール)生産酵母の開発(神戸大学) ▽木質細胞ヒエラルキー界面をセミソリッド化する非平衡塑性加工技術の開発と自動車用木材・プラスチック複合材料への展開(産業技術総合研究所) |