2011年08月26日

三井化学、天津にスパンボンド不織布新会社

【カテゴリー】：経営（海外） 【関連企業・団体】：三井化学

三井化学は26日、中国の紙おむつ市場が伸びているため、天津市にスパンボンド不織布の製造・販売会社を設立し同事業の拡大を図ると発表した。 新会社は社名「天津三井化学不織布有限公司」で今年12月に設立。資本金20億円（三井化学100％出資）。2013年9月の営業運転開始を目標に投資額約50億円で年産1万5000トンのスパンボンド不織布工場を建設する。 スパンボンド不織布は紙おむつなどの衛生材料のほか建築・土木・農業などの産業資材分野にも幅広く使用され、需要は中国や東南アジア各地で急拡大している。 三井化学は現在、100％子会社のサンレックス工業が四日市（三重県）に年産3万4000トンと、わが国最大のスパンボンド不織布設備を持つほか、タイのミツイ ハイジーン マテリアルズ（100％子会社）が同3万トンと、合わせて年産6万4000トンの設備を有している。 サンレックス工業はさらに同1万5000トンの増設工事を実施中で、2012年4月には4万9000トン、天津の新工場と合わせると、3拠点計9万4000トンと大幅な増産体制構築となる。 ＜新会社の概要＞ （1）会社名称　 天津三井化学不織布有限公司（仮称） （2）事業内容　 スパンボンド不織布（※1）の製造、販売 （3）所在地　 中国・天津市 （4）資本金　 20億円（三井化学100％出資） （5）生産能力 15,000トン／年 （6）投資額　 約50億円 （7）会社設立　2011年12月 （8）運転開始　 2013年 9月 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1314325456.pdf （英文） New Company for Production and Sales of Spunbonded Nonwovens in China http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1314325456.pdf