2011年08月30日
横浜ゴム、中国のコンベヤベルト工場で植樹祭
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:横浜ゴム

横浜ゴムは30日、中国のコンベヤベルト産販売会社、山東横浜ゴム工業制品有限公司(YRSC)がこのほど、山東省イホウ市にある同社工場敷地内で「YOKOHAMA 千年の杜」プロジェクトの第一期植樹祭を開催したと発表した。

YRSCは、宮脇昭氏(植物生態学者/横浜国立大学名誉教授)が「潜在自然植生」(注)をベースに考案した宮脇方式に基づく植樹を計画し、同氏とともに中国各地で植樹活動を行っている達良俊博士(中国・華東師範大学教授)から、現地環境に適した樹種の選定や植樹後の手入れなどについて指導を受けた。

当日は YRSCの王永堂董事長や従業員、家族、地元自治体、地域住民など合計390名が参加した。
日本からは宮脇氏、横浜ゴムの高岡洋彦常務執行役員らが参加し、10種、2,280本を植樹した。
このうち8割にあたる約1,800本はYRSCで育てた自前の苗を使用した。

横浜ゴムは、2017年の創業100周年に向けて国内外の全生産拠点に50万本を植樹する「YOKOHAMA千年の杜」プロジェクトを2007年にスタートさせた。今年8月末現在、植樹本数は合わせて20万本を越えた。

(注)植物生態学にある概念で、人間の影響がなくなった場合に、気候や立地条件から成立するであろう自然植生を理論的に類推したもの。