2011年08月31日
帝人子会社2社、「中国国際複合材料展」に出展、市場拡大へ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:帝人

帝人は、子会社で炭素繊維事業を展開する東邦テナックスと、アラミド繊維事業を展開するテイジン・アラミド・アジア(本社:上海市)の2社が、9月7日から9日まで上海で開催されるアジア最大の複合材料見本市「中国国際複合材料工業技術博覧会」に出展する。

帝人グループは、グローバルにおける炭素繊維とアラミド繊維の主力メーカーとして、最新の複合材料用途を紹介し、中国における新規顧客の獲得および用途開拓を目指す方針である。

東邦テナックスは、風力発電のブレード(羽根)用基材、次世代送電網を構成する高圧電線の芯材、自動車用天然ガスタンクなどのほか、燃料電池の電極を構成する炭素繊維織物製ガス拡散層(GDL)基材を展示する。

一方、テイジン・アラミド・アジアは、世界の複合材料市場で20年以上の実績を持つパラ系アラミド繊維「トワロン」を出展するほか、「トワロン」で全面を補強することで軽量化を実現した全長3.5メートルのカヌーを展示する予定である。