2011年09月01日
7月の石油統計速報、ナフサの生産大幅増加
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:経済産業省、資源エネルギー庁

経産省・資源エネルギー庁が発表した7月の石油統計速報によると、原油輸入量は1,730万キロリットルで、前年同月比98.1%と5カ月連続の前年比減となった。
 
原油輸入量を多い順にみると、
(1)サウジアラビア  581万kl(前年同月比136.5%)
(2)アラブ首長国連邦 346万kl(同92.8%)
(3)カタール     184万kl(同87.1%)
(4)クウェート    163万kl(同150.8%)
(5)イラン      149万kl(同65.6%)
だった。

同月の中東依存度は89.9%で、前年同月比4.3ポイント増と4カ月ぶりに前年を上回った。

燃料油の生産は1,556万kl、前年同月比98.2%と前年を下回った。ナフサ、灯油及びB・C重油の生産は前年を上回ったが、ガソリン、ジェット燃料油、軽油及びA重油は下回った。

ナフサの生産は前月比24.8%、前年同月比8.0%の増加となった。
 
<7月のナフサ需給概要> (単位:キロリットル、カッコ内は前年同月比%)
◇生産   1,661,834(108.0)
◇輸入   2,193,383(87.5)
◇販売   3,827,168(105.7)
◇月末在庫 1,736,838(76.9)