2001年02月15日 |
汎用4樹脂の1月の出荷、PP以外が前年割れ |
ポリオレフィンの国内向けは順調な伸び |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
汎用4樹脂(ポリオレフィン3樹脂とPS)の1月の出荷実績は、PPが前年同月を大幅に上回ったものの、他の3樹脂はいずれもわずかながらも前年割れとなった。この中では、PPの国内向けの著しい伸び(8%増)とLDPE、HDPEの両PEの輸出の大幅な縮小が特に目を引く。 前年割れとなった3樹脂のうちのLDPEとHDPEの減少は、国内向けがともに前年同月を2%上回った反面、輸出が大幅減となったことによる。両PEの輸出はLDPEが34%減、HDPEが19%減となっている。中国を始めとしたアジア諸国からの引き合い価格の低迷に対処して多くのPEメーカーが成約を絞り込んだことが最大の要因と見られている。PSの減少は、電機・工業用の不振等によって国内向けが1%縮小したことによる。輸出は1%増えている。 一方のPPの国内向けの伸びは、コンテナー向けの2.7倍、繊維向けの21%増、OP向けの9%増--などに支えられてのもの。もっとも1月の出荷は、今年に限らずユーザーの多くがレジン在庫の調整を実施する時期に当たるので増減をあまり重視すべきでないという声が関係筋には多い。 http://www.c-nt.co.jp/data/jpca/200101.html">2001年1月四大樹脂需要実績(表) |