2011年09月06日 |
FUPET、世界最小の大出力SiCインバータの開発に成功 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:NEDO |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は6日、プロジェクト委託先である技術研究組合の次世代パワーエレクトロニクス研究開発機構(FUPET)が同一パワーとしては世界最小の完全空冷オールSiC(シリコンカーバイト=炭化ケイ素)インバータを開発、出力15kWのモーターの連続動作に成功したと発表した。 このインバータは、体積500立方センチメートル、出力パワー密度(インバータの単位面積あたり変換できる電力の値)は30kW/リットルの超小型で、産業用モーターの制御はもちろん、スマートコミュニティの実現に必要な電力変換や、電気自動車の小型化・効率アップなど幅広い分野での利用が見込まれる。 このプロジェクトでは、引き続き開発を進め、さらに高いパワー密度の実現を目指す。 この研究成果は、9月10日から米国で開催される国際会議ICSCRMで報告する。 |