2011年09月08日
旭硝子のフッ素樹脂フィルム、NZのラグビー世界大会会場に採用
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:旭硝子
「アフレックス」が屋根に使用されたスタジアム

AGC(旭硝子)は8日、ニュージーランドで9日に開幕するラグビー世界大会の会場「フォーサイスバースタジアム」(ダニーデン市、収容人員:約3万人)に、同社の高機能フッ素樹脂フィルム「アフレックス」が使用されたと発表した。

ラグビー世界大会は9月9日から10月23まで同スタジアムで開催される。

大会場となる「フォーサイスバースタジアム」は、世界唯一の“全面屋根付き天然芝スタジアム”で、透明な屋根部分20,000平方メートルに厚さ0.2ミリの「アフレックス」が使われた。8月に竣工した。

屋根付きとはいえ、天然芝と太陽光によって開放感が得られ、雨や風から観客を守ることができるため、今後はスポーツ以外にもコンサートや展示会など多目的・全天候型施設として利用される。

「アフレックス」は、同社が原料から一貫生産している高機能フッ素樹脂をフィルム化した製品で、耐熱性・耐薬品性・非粘着性・電気特性・耐候性・透光性などに優れている。このため1975年の発売開始以来、エレクトロニクス、航空・宇宙、太陽電池、壁紙、グリーンハウスなどに幅広く使用されてきた。

【フォーサイスバースタジアムの概要】
・所在地 :ニュージーランド オタゴ地方 ダニーデン市
・収容人員 :約3万人
・フィルム加工・施工 :Vector Foiltec社(同社ホームページhttp://www.foiltec.com/

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1315473160.pdf