三井化学シンガポールR＆Dセンター

三井化学は9日、シンガポール日本人会ホールで、今年5月現地に設立した「三井化学シンガポールR＆Dセンター（MS－R＆D）」の記念セレモニーを開催した。

式典にはシンガポール科学技術庁のLim Chuan Poh 長官、シンガポール経済開発庁のTan Choon Shian 副次官らの政府高官をはじめ内外要人多数が出席、新しい研究開発拠点誕生を祝った。

シンガポールは、経済成長著しいアジア地域の一大中心地。三井化学はASEAN及びインドに15社のグループ会社を展開中だが、とくにシンガポールは基幹製品の製造・販売会社3社が集中する重要拠点となっている。今年4月には世界トップシェアを持つタフマー事業の本社機能をシンガポールに移した。

新会社「MS－R&D」は、シンガポール立地に適した研究開発テーマを推進していくのが狙い。とくに以下の3つの機能を持たせる。

（1）新製品・新事業創出に向けた「研究開発＋ビジネスモデル構築」の一体推進。
（2）アジア需要のスピーディな獲得のための市場開発支援。
（3）グローバル人材の確保と育成。

＜MS－R＆Dの概要＞
（1）社 名　： Mitsui Chemicals Singapore R&D Centre Pte Ltd.
（2）設 立　： 2011年5月1日
（3）資本金　： 7百万USドル（約6億円）
（4）出 資　： 三井化学 100％
（5）所在地　： シンガポール Science Park・2
（6）社 長：藤田 照典（三井化学 執行役員）
（7）業務内容：三井化学グループの研究開発（受託）

（注）三井化学シンガポール製造・販売拠点（3社）
・Mitsui Chemicals Asia Pacific, Ltd.
・Mitsui Phenols Singapore, Pte. Ltd.
・Mitsui Elastomers Singapore, Pte. Ltd.


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1315534902.pdf

（英文）
Opening Ceremony for Mitsui Chemicals Singapore R&D Centre
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1315534902.pdf

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