UHF超小型パッケージタグ

日立化成工業は13日、耐久性に優れ、幅広い用途に適用可能なUHF超小型パッケージタグを日立製作所と共同開発したと発表した。今年10月からサンプル出荷を開始する。

2012年1月までに量産体制を整え、同年2月から「μ-chip(ミューチップ)」Nモデルシリーズとして販売開始する
予定。

無線チップで人や物を認識するRFIDシステムは、このところ金融関係から工場、店舗の商品管理まで市場が急拡大しているが、システムも現在主流のHF帯から、今後は遠距離通信が可能なUHF帯へと進む見込みだ。

しかしUHF帯には、アンテナサイズが大きく、小型部品等への装着が困難という課題があった。

今回、日立製作所と共同開発した「UHF 超小型パッケージタグ」は、最小2.5ミリ角、厚み0.3ミリという超小型タグでありながらアンテナを内蔵し、汎用のリーダライタで約20ミリの通信距離を実現した。
外部アンテナとの組み合わせで数メートルまで通信距離を拡大することもできる。

来年2月に本格発売の予定だが、販売価格は百万個で10 円台/個を予定。2012年度売上高5億円を目指す。

なお同社は、今年10月4日から千葉・幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2011」に同製品を展示する予定。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1315884355.pdf

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