2011年09月13日
厚労省、インフルエンザワクチンの出荷に一部遅延も
【カテゴリー】:行政/団体(環境/安全)
【関連企業・団体】:厚生労働省

厚生労働省は13日、北里第一三共ワクチン(本社:埼玉県北本市、岡部正博社長)が製造中の季節性インフルエンザワクチン原液の一部に、品質試験上不適合のものが見つかったため、同社が予定していた9月中の出荷が不可能となったとの連絡を第一三共から受けたと発表した。

北里第一三共ワクチンは、第一三共(51%)と北里研究所(49%)の合弁によるワクチン専門の開発・製造発売会社で、2011年4月に発足した。

厚労省によると、わが国の今シーズンのインフルエンザワクチン供給予定量は約2,946万本。今シーズンの実際の同ワクチンの需要予測量は約2,771万~2,798万本となっている。また、北里第一三共の製造予定量は約478万本となっている。

なお同省では、現時点では、十分な量のワクチンは確保される見込みだとしている。