2011年09月20日
8月の可塑剤生産、フタル酸系前年割れ続く
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:可塑剤工業会

可塑剤工業会が発表した8月の生産実績によると、フタル酸系可塑剤はなお前年を大きく割り込んでおり、“復興需要”は遠いようだ。

特に復興向けとして期待されている電線用や壁紙、床材向けなどの住宅関連分野に回復の兆しが見られず、業界にはむしろ過剰在庫への懸念さえ広がりつつあるという。

■8月の可塑剤生産実績  単位:トン ( )対前年同月比%

【フタル酸系合計】
◇生産   14,781 (85)
・DOP     9,519(81)
・DBP      90(61)
・DIDP      0(0)
・DINP    4,587(130)
・その他    585(574)

【アジピン酸系】
◇生産   1,306(103)

(注)フタル酸系のその他にはイソフタル酸、テレフタル酸系を含む。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1316475000.xls