2001年02月13日 |
知的資産ECのyet2.com、第2ラウンド増資で2,000万ドルを調達 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:旭硝子、花王、住友化学、武田薬品工業、東芝、東レ、トヨタ自動車、バイエル、三井化学、三菱化学、三菱重工業 |
インターネット上で知的資産取引を行うyet2.com(イェットツーコム)は米国現地時間の12日、第2ラウンドの資金調達において2,000万ドルを調達した、と発表した。 yet2.comに参加するパートナー企業の研究開発費は世界全体の15%を超えている。今回の投資は同社のオンラインB2B取引市場における需給両面の強化、育成に用いられるが、中心となる戦略的企業は研究開発のリーディングカンパニーであるバイエル、キャタピラ、シーメンス、NTTリース、プロクターアンドギャンブル、ハネウェルなどほか、資金投資家では国際ベンチャーキャピタルの3i、ベンロック・アソシエーツ、アシュフォードキャピタルマネジメント、個人投資家などがある。 同社が運営するオンラインのトレーディングフロア(取引所)では、科学者やエンジニアが集まり、スピーディかつ簡単に技術移転を行うことができ、過去一年間で400社を超える企業が技術や知的資産を同社の市場に供給している。 バイエルの中央研究所統括兼上級副社長のフレッド・ロバート・ベイカー博士は、「バイエルはyet2.comに対し多額の投資を行っている。それは当社がwebベースの技術移転に関する世界的な異業種間モデルオw信じているからであり、yet2.comが世界市場に対し最高のインフラを提供することを知っているからである。yet2.comは単なるサービスプロバイダーではなく、巨額なR&D費用の組み合わせを変えることで、出資者に付加価値を提供、その結果知的資産の交換により企業が利益を得ることを説く、世界的な伝道師となっている。yet2.comの市場で技術の登録、検索を行う企業が増加するようになれば、技術革新のペースが速まり、我々全てが恩恵を受けることになるだろう」と語った。 同社の創始者で最高経営責任者であるクリス・デ・ブレーザー氏は、「グローバル企業は、当社のwebベースのB2B市場を利用した知的資産の売買に非常に高い価値を見出している。増加しつづける出資参加者利すてゃオンラインでの技術移転の意義を証明している。今回の資金調達により、全世界に及ぶメンバーサービスを、より幅広く、深くするだけでなく、今後もインターネット上での技術革新を支える推進力であり続けることができるだろう」と述べている。 なおyet2.comには、日本から旭硝子、デンソー、富士写真フイルム、関西新技術研究所、花王、三菱化学、三菱重工業、三井化学、日本電気、新日本製鐵、NTTアドバンステクノロジー、住友化学工業、住友電気工業、武田薬品工業、東レ、東芝、豊田自動織機製作所、トヨタ自動車などが参加している。 |