2011年09月30日
8月の石油統計速報、ナフサ生産10.8%増
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:経済産業省、資源エネルギー庁

経産省・資源エネルギー庁は30日、8月の石油統計速報を発表した。原油輸入量は1,727万キロリットルで、前年同月比97.5%と6カ月連続して前年を下回った。
 
原油輸入量を多い順にみると、
(1)サウジアラビア  501万kl(前年同月比97.3%)
(2)アラブ首長国連邦 406万kl(同122.2%)
(3)カタール     171万kl(同71.3%)
(4)イラン      150万kl(同105.6%)
(5)ロシア       98万kl(同60.7%)
だった。

同月の中東依存度は82.8%で、前年同月比2.0ポイント減と、前年を下回った。

燃料油の生産は1,672万kl、前年同月比97.4%と2カ月連続の前年比減となった。油種別にみると、ナフサ、灯油及びB・C重油は前年同月比を上回ったが、ガソリンなど他の製品は下回った。

ナフサは生産は微減、輸入は大幅増加した。
 
<8月のナフサ需給概要> (単位:キロリットル、カッコ内は前年同月比%)
◇生産   :1,869,137(110.8)
◇販売   :3,686,148(104.3)
◇月末在庫 :1,191,547(89.0)