2011年10月03日
山東省リュウ城市が「合作」が12プロジェクト提案
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

中国山東省のリュウ城市(リュウは耳偏に卯)がカプロラクタム(ナイロン原料)や難燃材など12品目の企業提携「合作」を日本企業に提案、東京で懇談会を開いた。張旋宇・副市長を団長とする訪日代表団、一行8氏、ほかに企業の代表30氏が来日した。

同市は済南市の南側に位置し、北京―杭州をつなぐ京杭運河が市内を流(60キロ)れている。東昌湖もあり都市と河と湖の街。6000年の歴史を持つ文化都市として知られている。

山東省、河北省、河南省が接する場所、面積8,715平方キロ、人口604万人。東昌府区、臨清区、冠県など8つの区、県や経済技術開発区、10カ所の工業パークを統括。京九鉄道や高速道路が行きかい、国家レベルの道路交通の要所。

GDPは1人当たり約3,000ドル、日系企業は27社が進出している。労働者は約300万人、大学卒が毎年1万3,000人、専門校から1万5,000人が卒業する。最近では科学技術が発展し省レベルの高新技術産業園や創業サービスセンターも建設されている。ポストドクター化学技術研究ワークステーションは5社。

生産物は鉱物資源が豊富で石炭埋蔵量が200億トン以上、石油3,000万トン、岩塩300億トンなど。有色金属の生産と加工が盛んである。生物化工医薬品、繊維、製紙、紙製品などが重要産業となっている。

同訪日代表団が提示した12項目の誘致プロジェクトは以下の通り。
・年産100万台の電動観光乗用車
・年産2,000台の新エネルギー入力掃除式スイーパー
・年産6,000トンのスチールボール
・年産32万トンの銅合金線や電化鉄道のオーバーヘッドワイヤー
・年産8万トンの高精製アルミ板シ―ト
・近代的農業の模範園
・阿膠工業園
・ピーナッツ油とたんぱく低温圧搾
・高級衣料と紡績品生地の生産
・年産10万トンのカプロラクタム
・年産20万トンの難燃材
・魚山観光地の三位一体開発

問い合わせは国際貿易促進協会(TEL:03-6740-8271)