2011年10月05日 | |
クラレ「大型液晶テレビ」向けPVAフィルム大幅増設 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:クラレ |
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光学用ポバールフィルムの世界最大手メーカーであるクラレは5日、液晶テレビの普及に伴い同フィルムの需要が着実に増加しているとして、西条事業所(愛媛県)に新設備の増強を決めた。 設備投資額約130億円をかけて、年産能力3,200万平方メートルの新系列を増強する。完成は2013年6月の予定。 今回の新系列では、大型液晶テレビ向け偏光フィルムの生産効率化が図れるよう、業界初の「5000ミリクラス」広幅タイプの生産を実現する。 同社は現在、倉敷事業所(岡山県)に年産1億平方メートル、西条事業所に同6,000万平方メートル、合計1億6,000万平方メートルの光学用ポバールフィルム生産設備を持ち、西条では2012年夏完成をめどに2,000万平方メートルの増設工事を実施中。このため、新系列完成後は年産2億1,200万平方メートル能力と大幅拡大することになる。 LCD(液晶ディスプレイ) 市場は液晶テレビの世界的な普及に伴い着実な成長を続けており、中でも40インチ以上の大型液晶テレビは、今後も大きな伸びが見込まれている。 クラレは引き続き光学用ポバールフィルムの世界最大手メーカーとしての地位を固めていく方針である。 <設備増設の概要> ・場 所 :クラレ 西条事業所 愛媛県西条市朔日市892 ・生産能力 :年産 3,200 万平方メートル ・稼働時期 :2013年 6月予定 ・設備投資額 :約130億円 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1317789359.pdf |