2001年02月13日 |
POインフレフィルムの昨年の総出荷量、前年の0.8%減 |
HDPEの強化極薄フィルムの4.3%減が影響 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:日本ポリオレフィン、日本ポリオレフィンフィルム工業組合 |
日本ポリオレフィンフィルム工業組合が13日に明らかにしたところによると、同工業組合加盟企業の昨年におけるポリオレフィン・インフレーションフィルムメーカーの総出荷数量は83万4,067トンとなった。前年の実績を0.8%下回っている。前年は3年振りに前の年を上回った(1.3%増)が、昨年はわずかながらも再びマイナス成長となったわけ。 これには、加盟企業数が1年間で228社から223社に減ったことも少なからず作用していると見られる。しかし最大の要因は、HDPE製強化極薄フィルムの総出荷量が安価な海外品の流入の増加で前年を4.7%下回ったことにあるとい得る。同じHDPEフィルムでも一般用は1.1%増加しているが、強化極薄の大幅減をカバーするまでには至らず、その結果HDPEフィルム全体では2.7%の縮小となった。 一方、メーンのLDPEフィルムは0.4%増で、一応2年連続の成長となっている。これは、L-LDPEフィルムが1.1%増となったことによるもの。高圧法低密度ポリエチレン製フィルムは逆に0.1%減となっている。LDPEフィルムのうちの一般包装用のL-LDPE製品は1.6%増である。また、LDPE製フィルム全体の出荷に占めるL-LDPEフィルムの比率は41.4%で、前年を0.3ポイント上回っている。 http://www.c-nt.co.jp/data/po/2000film.html">2000年ポリオレフィンフィルム出荷実績(表) |