2011年10月11日 |
ダウとアラムコ、サウジでの石油化学の合弁契約を締結 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:ダウケミカル |
ダウとアラムコは8日、サウジでの石油化学計画のため、合弁会社 サダラ ケミカル(Sadara Chemical )を設立する契約を締結した。 2006年6月にアラムコが新石油化学計画のパートナー候補としてダウを選定し、2007年5月に世界最大級の化学品・合成樹脂のコンプレックス(ラスタヌラ総合計画)の建設・運営についての詳細覚書を締結した。 当初は立地をラスタヌラとしていたが、土地の造成費が高いこと、同地が過密であることから2010年にジュベイルに変更した。 両社は本年7月に、両社の取締役会がJVの設立を承認したと発表した。 社名はサダラ ケミカルで、サダラとは「先端」の意味。 総投資額は200億ドルと見込み、自己資本で35%、輸出信用機関や金融機関からの借入金で65%を賄う。 エタンからのエチレンのほか、ポリウレタン(イソシアネート、ポリエーテルポリオール)、酸化プロピレン、プロピレングリコール、エラストマー、LLDPE、LDPE、グリコールエーテル、アミンなど、合計26基のプラントを建設する。 エチレンの能力は明らかにされていないが、当初、120万トンと噂された。 既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile/NCODE/32062 一部は2015年下期に稼働、2016年には全系列が稼働する予定。 |