2011年10月11日
光州広域市の光産業、LED街路灯を中心に拡大
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

光州広域市が光産業事業として重点的に育成しているLED応用製品は、部品素材、グリーン成長、新技術との融合などで、具体的にはLED街路灯、TV、光医療(光内視鏡、レーザー用治療器)赤外線光学レンズ、光センサーなどである。

10月初めから光州で開催された展示会「インターナショナル フォト二クス エキジビジョン2011」には光産業の360社のうち140社が出展、このうち90社がLED関連だった。トップのLGイノテックなどである。

街路灯LEDで5社以内の上位に入るプロメックLEDは2009年2月の設立、従業員130人。同社は部品、照明が主力でドットマトリクスモジュールの国際特許(3件)を取得している。

LEDチップは米国のク―リエなどから1個62円(日本は約72円)ほどで輸入している。日本からは高価で買いにくいという。

LED街路灯は道路や公園、ゴルフ場、空港、港湾、スポーツ施設などに普及しているが、街路灯では市のハロゲンランプからの切り替えがまだ20%ほどにとどまっているため、今後、かなりの需要増が見込めるとしている。

さらに電子機器のサムソン電子の参入で、今年の売上見込み30億ウオン(100万ウオンが7万円に相当)に対し来年は250億ウオンを期待する。現在、光情報機器(LED、ブルーレイ、デスプレイ)の分野が光産業の38%を占めている。

展示場ではコンピュータ、部品用にLEDを供給(サムスン用)しているAPACK、LEDレンズ(庭園、公園用)のオープンテクノロジー、日本、マレ―シアなどのゴルフ場に400ワットの照明灯を輸出しているフュ―チュアライト、青、白、赤のLEDで人間の体に朝、昼、夕の光線を照射してバイオリズムを与えるSOKOなどを参観した。

光州は面積501平方キロ、人口147万人、韓国5番目の都市である。2010年の地域総生産が224,580億ウオン。12.5%が製造業と鉱業、84%がサービス業、2.8%が農林業。電力が豊富で価格が日本の3分の1としている。