2011年10月17日 |
エチレン11社の10年度収益大幅改善、経産省化学課 |
【カテゴリー】:行政/団体(経営) 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経産省化学課は17日、エチレンセンター11社の2010年度の石油化学部門の収益が改善し、前年度比大幅な増収益となったと発表した。売上高は13.0%増の3兆9,220億円、経常利益は94億円の赤字から749億円の黒字へと843億円の改善を果たした。 「売上高はナフサなど原料価格の上昇に伴う販売価格の改定などから増収となり、経常利益は国内外の需要回復による石化製品の販売量増加のほか、合理化によるコスト削減努力が効果をあげた」と分析している。 売上高経常利益率は前年度のマイナス0.1%からプラス2.4%へと、2.2ポイント上昇した。 エチレンセンター11社の10年度(通期)業績は以下の通り。 ■石油化学部門の収益状況(単独ベース) 単位:億円( )前年同期比増減% ◇売上高 39,220(13.0) ◇営業利益 689(ー) ◇経常利益 749(ー) ◇売上高経常利益率(%) 1.9 ■全社ベース収益状況 単位:億円( )前年同期比増減% ◇売上高 55,371(13.9) ◇営業利益 1,171(ー) ◇経常利益 1,350(ー) ◇売上高経常利益率(%) 2.4 ■石油化学部門の収益状況(連結ベース) 単位:億円( )前年同期比増減% ◇売上高 59,795(14.9) ◇営業利益 1,768(ー) ◇売上高経常利益率(%) 3.0 |