2011年10月19日 |
低迷するPVCの国内出荷、10月以降に回復の見通し |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会 |
塩ビ工業・環境協会(VEC)は19日、塩化ビニル樹脂(PVC)と塩化ビニルモノマー(VCM)の9月および7-9月期の生産出荷実績を発表した。それによると9月のPVC生産は11万7961トン、前年同月比19・1%減で3か月連続の前年割れ、国内出荷は8万5342トン、同9・1%減で3か月連続の前年割れとなった。 輸出は3万8279トンで同34・7%減、出荷合計は12万3621トン、同18・9%減で10カ月連続の前年割れとなった。 7-9月も同様に低迷が続き、国内出荷は23万4297トン、前年同期比9・1%減で足踏み状態となった。 これについて宮島正紀・副会長(信越化学工業取締役)は、「7月の電力節減を控えて4-6月期に発生した仮需の反動が7-9月期に出たもので、10月以降は前年並みに戻るのではないか」との見通しを示した。 VCMの7-9月期生産は65万1034トン、同11・1%減、国内出荷もPVCの低迷を反映して39万5166トン、同8・4%減と低迷した。輸出は21万6624トン、同9・8%減だった。 ニュースリリース参照 ○塩ビ樹脂 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1319001260.xls ○塩ビモノマー http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1319001260.xls |