2011年10月20日 |
昭和電工、生分解性樹脂 農業用フィルム事業強化へ |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は20日、生分解性樹脂「ビオノーレ」製の農業用マルチフィルム「ビオノーレマルチ」、「アグリエース」事業を、2012年1月1日付で合弁会社、グリーンプラ(本社:福岡県柳川市、江口喜一社長)へ移管すると発表した。 「ビオノーレ」は、旧昭和高分子が開発した脂肪族ポリエステル系樹脂で、微生物によって最終的に水と二酸化炭素に生分解される。現在、昭電龍野事業所(兵庫県)に年産3,000トン規模の製造設備を持つ。 フィルムに加工しやすい特長から、今後も農業用フィルムとして需要の拡大が見込まれており、このためフィルム分野に事業特化したグリーンプラ社にフィルム加工事業を移管することにした。原料樹脂の「ビオノーレ」は引き続き昭和電工が供給する。 グリーンプラ社は2011年8月、柳川市に設立、昭和電工は同10月に資本参加(29%)したばかり。2015年には売上高を2012年の3倍となる約30億円に拡大する方針だ。 【合弁会社の概要】 (1)社 名:グリーンプラ株式会社 (2)代表者:江口 喜一 (3)本社所在地:福岡県柳川市三橋町藤吉470 (4)資本金:51,500千円 (5)株主構成:ダン商事48%、昭和電工29%、ストラパック14%他 (6)事業内容: 生分解性樹脂及びその加工製品の生産と販売、その他合成樹脂加工品の販売等。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1319078679.doc |