完成予想図

三井化学は21日、東レや東芝など6社が協力して、愛知県田原市にわが国最大規模の太陽光・風力発電所を建設すると発表した。

参加するのは三井化学、三井物産、東亞合成、東芝、東レ、三井造船の三井系6社で、事業名称は「たはらソーラー・ウインド共同事業」。信託会社に事業委託する方式をとる。

総投資額180億円で、太陽光 50メガワット（MW）、風力 6MW能力の発電所を建設する。2012年6月に着工し、完工は2013年9月の予定。発電した電力は全量中部電力に販売する。

立地場所は愛知県田原市緑が浜に三井化学が所有する82万平方メートルの用地で東京ドーム約17個分の広さがある。
三井化学は1980年、同地に石油化学コンビナートを新設する計画を立て、県から用地を購入していた。

位置図

日照時間が長く、強い風も吹くこころから、太陽光・風力を一体にした“メガソーラー”建設には最適と判断した。

発電施設の建設には、各社が関連技術や知見を持ち寄るが、三井化学グループは、すでに太陽電池封止シート「ソーラーエバ」や太陽電池用接着剤、潤滑油添加剤「ルーカント」などの関連製品を展開している。

また環境への貢献として、
（1）太陽光及び風力発電の合計発電量は約67,500MWh／年で、田原市総世帯の約9割に当たる約19,000世帯の使用電力量に相当する。
（2）二酸化炭素削減量が、約32,000トン／年と大きい、
の2つを挙げている。

今後も再生可能エネルギーとして、開発・展開を加速していく方針である。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1319176759.pdf

（英文）
Mitsui Chemicals to Participate in Solar/Wind Electricity Generation Project in Aichi Prefecture
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1319176759.pdf

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