2011年10月21日
東レ、繊維リサイクル事業を拡大 13年度売上高110億円に
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東レ

東レは21日、今年4月にスタートした「グリーンイノベーション事業拡大(GR)プロジェクト」のひとつと位置付ける繊維リサイクル事業の拡大戦略を策定したと発表した。

今回策定した拡大戦略では、再生型リサイクル(自社工場でのフィルム等の製造工程から出る端材や使用済みPETボトルなどを原料として繊維を製造・販売するリサイクル)と回収循環型リサイクル(使用済み製品を回収・リサイクルすることを前提として事業展開するリサイクル)の双方で、繊維リサイクル事業の売上高を2010年度実績の75億円から、中期経営計画の最終年度にあたる2013年度に110億円とし、2020年度には190億円超まで拡大する計画である。

とくに、再生型リサイクルと回収循環型リサイクルにブランドを設定し、それぞれ「エコユース」、「サイクリード」として訴求していく。

さらに、「サイクリード」では、同社の回収システム及び設備を活用したナイロン製品のケミカルリサイクルと、エコログ・リサイクリング・ジャパン社の回収システムを活用したマテリアルリサイクルを推進することで、それぞれ回収対象製品を拡大していく計画である。