2011年10月24日 |
中国石油・カタール石油・シェル、浙江省石油精製・石化計画枠組み締結 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:シェルケミカルズ |
(上海発=特約) ペトロチャイナとカタール石油、シェルは10月10日、浙江省台州市当局との間で、同市での石油精製・石油化学コンプレックス建設に関する枠組み協定を締結した。 3社は2008年6月に本計画の予備的検討を行う覚書を締結し、その後検討を続けてきた。 既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile/NCODE/25424 現地報道によれば、投資額は800億人民元で、年産2000万トンの製油所、120万トンのエチレン設備を含む。 カタールからの輸入コンデンセートを原料に使用する。 出資比率はペトロチャイナが51%、カタール石油とシェルが24.5%ずつの予定。 本年6月に中国国家発展改革委員会(NDRC)の予備的承認を得たが、今後、環境保護部の承認を得た後に、NDRCの最終承認を得て建設を開始する。 コンプレックスは台州市の路橋地区に建設され、コンデンセートは大陳島の石油桟橋からパイプラインで輸送される。 コンデンセートは天然ガスの採収にあたり地表で凝縮分離した軽質液状炭化水素。 2010年5月にペトロチャイナとシェルはカタール政府を代表するカタール石油との間で、カタールでの天然ガス開発・製造契約を締結した。 カタールの Ras Laffan市近郊のBlock Dで30年間開発を行うもので、シェルが75%、ペトロチャイナが25%の権益を有し、シェルが操業を行う。 |