2011年10月24日 |
“Coal to Olefins会議” 11月に北京で開催 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:ダウケミカル、SINOPEC |
中国では石炭からのオレフィン製造“Coal to Olefins”が石炭化学の中心になりつつある。 既報の通り、シノペック中原石化が河南省濮陽市で最初のS-MTO(SINOPEC Methanol-To-Olefins)計画をスタートさせ、石炭を原料にPP 10万トン、PE 6万トンを生産するが、このほかに3つのS-MTO計画を推進している。 昨年に生産を開始した神華包頭石炭化学のcoal-to-olefins 計画(PE 30万トン、PP 30万トン)が順調に生産しているほか、神華寧夏石炭グループのCoal-to-PP(52万トン)が本年第2四半期に商業生産を開始、大唐国際発電の Coal-to-PP(46万トン)も生産を開始する。 現在の石油価格と石炭価格を基にすると、coal-to-olefinsは非常に競争力があるとされる。 神華とダウの陜西省楡林市でのCoal -to-olefins のJVもFS段階を完了した。 トタルと中国電力投資は内蒙古でワールドスケールのcoal-to-polyolefinsのJVを設立する契約を締結した。 現在、20件以上のCoal -to-olefins が建設中か検討段階にある。 (計画一覧表 http://www.chinacoalchem.com/events/2011CTO/CTOChina2011.pdf の3/3参照) ASIACHEMではトタル石油化学の協力のもと、第3回COAL-TO-OLEFINS CONFERENCE を開催する。 日時:2011/11/14-15 場所:Novotel Peace Hotel Beijing 会議では以下の点を議論する。 ・アジア、中東、中国のオレフィン原料多様の傾向 ・中国のCoal-to-olefin計画と産業政策 ・中国のCoal-to-olefin計画の状況(多国籍企業進出を含む) ・Coal-to-olefinの技術面の諸問題 ・Coal Chemical Park ・排水・節水処理技術など 詳細は下記参照 http://www.chinacoalchem.com/events/2011CTO/CTOChina2011.pdf |