2001年02月08日
昭和電工、光ファイバー通信向け化合物半導体能力増強
需要急増に対処、秩父事業所に新生産棟建設
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:昭和電工

 昭和電工は8日、光ファイバー通信向けに需要が急増している化合物半導体InP(インジウムリン)事業拡大のため、秩父事業所にエピウエハー専用の生産棟を新設し、InP単結晶ミラーウエハーおよびエピウエハー生産設備を増強すると発表した。
 新生産棟は延べ面積約3,000平方メートル、総クリーンルーム面積約1,500平方メートルで2001年11月完成の予定。InPエピウエハーは段階的に増強し、2002年初までに2000年初比6倍、InPミラーウエハーは2001年10月までに2000年初比5倍にそれぞれ増強する。今回の設備投資額は約20億円。これによりInP売上高は2000年の約20億円から2001年40億円、2002年80億円、2003年100億円と順次増加する見込みとしている。